世の中は海千山千のモンスターが跋扈してます。
どうも山崎レモンサワー(@kanazawasodachi)です。
気の弱い人は、この世知辛い世の中で精神を摩耗し、疲弊し、幸せを感じることはできないでしょう。
テクノロジーが進歩し、豊かになっているように見えて、世の中はどんどん生きにくく、ぴりぴりした雰囲気が漂ってます。
会社員時代は、仮に取引先とトラブルが起きようとも最終的には、会社対会社になります。
そういう意味では、ある意味気楽ですが、フリーランスとなると取引先とトラブルを起こせば、自分ひとりで処理しないといけません。
そして一般常識から逸脱している「モンスタークライアント」は、体感上、めちゃくちゃ多いです。
100人(100社)と打ち合わせするとしたら、そのうちの30%は非常識で、10%は頭がおかしいとしか思えないモンスターです。
ようはめちゃくちゃ多いという事です。
これは、そのことを頭の片隅に常に置いたうえで、打ち合わせしている自分でも、この割合でモンスターに出くわしているという事になります。
つまり回避がなかなかできないということです。
ようは初見で見抜けないのです。
それでも、数々の地雷にぶち当たりながら、なんとか危機感を察知して避けるようなポイント、炎上案件を回避するコツを洗い出せてきましたので、今日はそのポイントをご紹介sます。
フリーランスになりたてで、間もない人は、とりあえず仕事にありつく事を最優先に考えがちですが、、それはじり貧、愚の骨頂・・・必ず落とし穴に落ちます。
慎重に慎重に良いお客様・良い案件にめぐり合う努力をすべきです。
安易に目の前の仕事に飛びつくのは厳禁です。
それでは受託制作案件で炎上しないためのコツというかマインドセットをご紹介します。
炎上といっても、具体的にどんなことが起こるのか?
自分がまっとうに仕事をこなしていても、炎上する事はあります。
というよりどんな優秀なスーパークリエイターでも、受託制作の現場では炎上する事があります。
なぜなら、相手がモンスタークライアントだからです。
Webの受託制作の現場でなくても、医療や教育機関、金融機関やサービス業、飲食業でも、キ〇ガイクレーマーみたいな地雷にぶち当たります。
モンスタークライアントとは、ようは、そのような類のものです。
より具体的にモンスタークライアントの特徴や、炎上するケースをあげてみます。
- 納品してもお客さんが支払いをしてくれない
- 連絡がつきにくい(まったくつかなくなる)
- 理不尽なクレーム・パワハラ・モラハラ
- 見積もり後の要求追加、仕様変更、再見積もり値上げの拒否
- 確認待ちやデータが送られてこないなどで延々と時間がすぎていく
- 相手がヤ〇ザだった
- そもそも話が通じない
- 人格豹変
- などなどなどなどなどなどなどなどなどなどなどなど
参考になる記事




新規のお客様は徹底的に疑うべし
まず、新規の問い合わせ・引き合いをもらうと、その人が信用に足る人か、円滑に仕事ができる人なのかを徹底的に見極める努力阻止ましょう。
自分は相手が信用に足る人なのか見極めるようと慎重に慎重にことを運んでいても、見極めることに、かなり多く失敗してきました。
というより、初見でその人が信用できるかどうか見極めることは、絶対無理と考えています。
長い時間、付き合いを繰り返して絆を深めていくのだと痛感しています。
では、新規のお客様とどのように付き合うのがいいのか。
まずは、歯の浮くような言葉を並べられても、簡単に信用しない事です。
相手の取引先は、個人なのか会社なのか、操業して歴史は長いのか、エゴサして、悪い評判は流れていないか、打ち合わせした際の所作、言葉尻、身なりなども入念にチェックします。
まずは信用しない、少しずつ信頼を深めていくという姿勢で臨みます。
仕事を請けるにしても、初回の案件は、極力スモールからスタート、大きな規模の案件だとしても、段階的に区切って納品要件を設定します。
納品要件が相手の主観次第だったり、お客さんにも高度な要件定義能力が求められるシステム制作案件は、信頼関係が構築できるまでは見送るのが賢明です。
見積り、受託契約書、利用規約のポリシー策定
まず、最初におススメしたいのが、見積もり金額を高めに設定するという事です。
金額を安く設定すれば仕事は多く舞い込むことになるかもしれません。
しかし結論から言うと、「トータルの収入は多くなりません」、そして「幸福度は絶対低くなります」
見積もりを出したあとに、それを1.5倍にするくらいがちょうどいいです。
いやむしろ2.5倍くらいでもいいと思います。
必ず想定外の事が起きて割に合わない事の方が多いからです。
強気の金額設定をして仕事が、全然来ないなら、自分のサービスがありきたりで差別化できてないからです。
徹底的に自分を練磨してサービスを磨き上げてください。
けっして値引き合戦で活路を見出そうとしないでください。
そしてもう一つ重要なのは、掛け売りをやめることです。
信頼のおける付き合いの深い取引先ならオッケーです。
ただ、新規の取引先の場合は、見積もり金額の半分は手付金として先払いをお願いしましょう。
決して無茶な注文ではありません。
そこでしぶるようなお客は、その時点でかなりグレーです。
断っていいと思います。
もう一つは自分が納得する利用規約、そして受託契約書を用意する事です。
自分は法律に弱いからと、その辺をおざなりにしていると、痛い目を見ます。
弱いなら強くなってください。
信頼のおける司法書士やコンサル、弁護士などに相談してもよいと思います。
これらのものを整備しておくと、実際に役に立つというよりは、精神衛生上、非常に楽になります。
受託制作をそもそもやめる?
受託制作はそもそもリスキーな事業です。
なぜなら、納品要件がお客さんの主観が入ってくるからです。
仕様を完全に明文化、資料化するのは至難の業です。
だからこそ「話しのわかる、仕事のできる人」とでないと、必ず、炎上してしますのです。
Web系フリーランスとして収益をあげる手段は実に多くの選択肢がありますが、やはりお客さんからの依頼を請けて制作するという、受託制作が一番のデフォルト選択肢になるかと思います。
しかし、10年といわず、5年といわず1年仕事をしていると、必ず1人(1社)以上のモンスターにぶち当たります。
超ド級のモンスターにぶち当たったら、廃業に追い込まれることもあるかもしれません。
どんな業種・職種の仕事をしようとも完全に人付き合いをなくすことはできません。
どの業種・職種でも地雷は存在ます。
それでもWebの受託制作よりは、リスクの低い働き方はあるはずです。
たとえば農業をはじめて、自給自足のような働き方をすれば、対人関係のトラブルはかなり減るはずです。
自分はWeb制作の仕事が好きですので、まだまだこの道で食べていくつもりですが、常に幸福度の高い働き方を模索していくつもりです。
それでも炎上してしまったら・・・
自分は独立してから、数々のモンスタークライアントにぶち当たり、それ以降注意をし続けてきましたが、それでも初見、数回程度の打ち合わせではモンスタークライアントを完全に見極めきれません。
他の人も仕事をひきうけたはいいものの、とんでもない地雷だった・・・いや、まさに今、苦しめられているという人も多いと思います。
地雷にぶちあたった時の、対処、心構えをあげておきます。
- まずは、感情的にならず冷静になる。
- 散歩や銭湯などに行って、一時的にリフレッシュしてから、対策を考える
- まず、なぜ炎上しているのか、お客さんのどういうところが、この事態を引き起こしているかを、冷静に客観的に分析する
- そもそも仕事の完遂が無理か、無理でないかを考える
- 今までのやりとりの記録を整理して、お客さんに感情的にならず、事態の改善を提案する(仕事を続行できない事を伝える)
- そこで、こじれることになっても慌てない。最悪、裁判になるとしても怖がらない(本当に相手が理不尽であれば、裁判になっても、大丈夫ですし、そもそも裁判なんかになりえません)
- 未来の炎上案件を防ぐべく、徹底的に対策を練り上げる
フリーランスやWeb制作会社で、このようなモンスタークライアントの情報を共有できれば、世の中がよくなりそうですが・・・
だれか、そんなインターネットコミュニティを作ってくれないかなぁ
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