どうも山崎レモンサワー(@kanazawasodachi)です。
最近Twitterで#10年を振り返るが流行ってますね。
今日は自分がフリーランとして活動してきた10年の歩みを振り返って、苦い経験ややっぱりこうしとけばよかったなぁという気づきを伝えることによって、若手世代へのこれからの教訓になればいいなぁと思う訳です。
もくじ
フリーランス1年目(30歳)
フリーランス1年目は、なんと10年を通じて一番の売上高を達成(1千万越え)して、経済的な苦労というのはあまり感じなかったのが、今としてみれば、逆に良くなかったかなと思います。
運よく、友人の会社からコネで仕事を回してもらっていたというのが、あとで大落とし穴になるというのが、このころは想像できていませんでした。
ただ、ブラック企業にブチ切れて、何の準備もなく、貯金もなく、いきなり独立したのは、一見無謀でしたが、今思えば、もっと早く独立すれば良かった!
クソ経営者やクソ上司の指示に従わなくていい、自由で幸福度の高い生き方は本当に自分の人生を激変させました。
ちなみに、はじめての確定申告では節税を行わなかったため、次の年にべらぼうな税金を支払う事になります。
フリーランス2年目(31歳)
2年目ともなると、ようやく1年を通じて、営業、マーケティング、ディレクション、制作、経理、確定申告など一連の流れを覚え、運よく一年目から結構稼ぐことが出来、少し調子に乗る時期が到来します。
女・バクチ・酒に日々おぼれていました。
東中野のメゾンネット型のまぁまぁ高いマンションに引っ越し、固定費もかなり高めです。
このころは、ブラック企業から解放された解放感から遊びまくってました。
この時に、人生において何が大事なのかという、今の境地に達する事ができていれば、人生はより良いものになっていたというのに。
当時はまさにキリギリス状態でした。
タイムマシンがあれば、このときの俺に会ってさとしてやりたいです。
フリーランス3年目(32歳)
3年目も例のコネから、仕事が潤沢に訪れます。
ちなみにこの時期はSEOというおいしい仕事があり、特に制作など実務をせずとも月々、かなりのお金が入ってきている時期でした。
今考えれば、こんなぼろい商売が長期的に成り立つわけないと、兜の緒を締めなおすべきなのでした。
このころから新規の顧客で、たまに地雷を引くようになりました。
一回の地雷で、相当心身が疲弊、下手したら再起不能に落とし込まれるくらい、やばいお客さんがいるという事がわかってきました。
この時はくる話くる話し、すべて受ける気でいたのがどうやらまずかったようです。
フリーランス4年目(33歳)
この時期になると、ぼろいSEOの仕事がなくなり始めます。
今思えば、こんなアコギな商売、なくなってよかったと思ってます。
そんなこんなで、新規のお客さんからの案件を請けるわけですが、やはり3回中1回くらいは地雷をつかまされます。
いわゆるモンスタークライアントと呼ばれる奴らとの遭遇です。
詳しくはこちらを


当時の自分にアドバイスするとすれば、新規の案件を受ける際は、どんなお客さんか見極めるまで大きな仕事は請けない&利用規約へのサインと手付金を必ずもらうのを徹底させろという事です。
フリーランス5年目(34歳)
結婚して家を買います。
フリーランスは世間からの評価が低いのを思い知らされます。
稼いでいても高額のローンなどは組めません。
あと、タバコをやめます。
もっと早くやめればよかった・・・・・
フリーランス6年目(35歳)
コネ経由の仕事が減り始めます。
これも今思えば、運よくコネでとれている仕事は、無くなっても仕方ないこと。
むしろ実力で仕事を獲得できなきゃ、特定客依存の状態となり、自由度・幸福度は高くないと思います。
フリーランス7年目(36歳)
さて、この歳に大事件が起きます。
これまでさんざんお世話になったコネクションの友人(幼稚園から中学まで同級生でもある)にお金をだまし取られます。(600万ほど)
詳しくはこちら
非公開: 親友に640万円をだまし取られた苦悩の日々から人生が劇的に好転するまでの話
この事件は、大金を失ったという事はもちろん、幼少期からの親友に騙されたというのが、心に大きな傷を与えました。
この歳は、このショックから立ち直ることができず、日々うなだれていたように思います。
このままだとつぶれてしまうと思った自分は、ある日、奮起します。
自分の価値観、生活をアップデートし、今後このようなことが起きないよう、自分を変えようと思いいたったわけです。
人を呪わば穴二つ・・・騙した奴の事で頭がいっぱいな自分に何度も何度も言い聞かせ、そいつに対する怒り、怨みを忘れ、健全な事で、この損失を補填して、幸福度をあげようと奮起できたことは不幸中の幸い、本当に土壇場で立ち直った自分をほめたいと思います。
フリーランス8年目(37歳)
前年の苦くて辛い、経験から、生活が大幅にアップデートされます。
まず、欲にまみれて、詐欺行為以外にも山ほどの犯罪行為に至った、元友人を反面教師とし、じぶんの生活をイチから見直しました。
一切、バクチをやめました。(恥ずかしながら月に15万はパチスロにつっこんでいたと思います。)
そして浮いたお金を、自己投資につっこみます。
騙されるに至った自分には、圧倒的に教養・リテラシーが足りないと思い、あらゆる教養系の本を読みまくります。
その他、フィットネスジムに通い始めたり、音楽教室に通い始めたり、離島旅行に行きまくります。
(月15万円のパチスロ代を徹底的に有意義な方向に使おうと思えたのは苦くつらい経験があったからこそです)
フリーランス9年目(38歳)
生活が激変した自分、激変前の自分で生き続けたら、今後も人生の落とし穴にはまりまくっていたと思います。
大きすぎる代償と引き換えに大事なことに気づけました。
今はその、不幸な出来事にも感謝できるようになりました。
見える世界も変わったと思います。
フリーランス10年目(39歳)
響きを付けることによって、モンスタークライアントとの遭遇や仕事上のトラブルも減ってきて、仕事が楽しい盛りです。
いまは趣味の音楽と筋トレにハマってしまって、結構仕事そっちのけというのが本音です。
まとめ今後の目標
今は徹底的に固定費を抑えて、資産形成を意識して、不労所得を少しずつ増やすために仕事を頑張るという目標を立てています。
というのは、年功序列の旧態依然とした会社であれば、歳をとっても、能力が枯渇しても、ふんぞり返ってたって、給料が入ってきますが、フリーランスはそうはいきません。ある程度若い時期に老後の生活基盤のことも考えつつ、資産を形成していかないとなりません。
気が重くなるテーマでもありますが、シミュレーションゲームのように楽しみながらやっていきたいと思います。
最後にこの10年を通じて得た教訓を。
- 欲におぼれない。大きい欲は破滅への一歩目
- 付き合う人を徹底的に吟味
- 時間は有限、ある意味お金よりも大事
- 日々ココロを健全に保つ努力を
- 固定費を極力抑える
- 筋トレはどうやら最強のライフハック
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