どうも山崎レモンサワー(@kanazawasodachi)です。
これまで周りのフリーランスを見回してめちゃくちゃ稼いでいるフリーランスがいる反面、スキルはあるのに全然稼げていないフリーランスがいるのを目の当たりにしてきました。
今日は稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの違いを紹介していきたいと思います。
稼げないフリーランスの特徴
1.スキルがあれば稼げると思い込んでいる
Web制作業でも美容室でも飲食店でもそうですが、確かにスキルは無いよりは、あったほうがいいに決まっています。
スキルが高いほうが仕事にありつく可能性や、仕事の単価の上昇に結びつく可能性が高いのは否定しません。
ただ、スキルが高ければ何とかなると、専門スキルを高める事だけにフォーカスしている、フリーランス志望の人やフリーランスの卵の人がいますが、これは危険です。
スキルよりも絶対的に重視すべきは、人間を見極める目と問題提起能力、提案能力、コミュニケーション能力など、広範囲な営業能力・ディレクション能力です。
もっと大きなくくりで総合的「人間力」と表現しても良いと思います。
これには一般教養、世の中・社会がどう動いているかという深いリテラシーから、見た目・外見の印象、態度、口調、洞察力など全て含まれます。
自分の身、ひとつで仕事をしてみると初めて気づきますが、本業のWeb制作よりも、無理難題をふっかけてきたり、過酷な条件でこちらから時間や労力を搾取しようとするリスキーなお客様を遠ざけ、良いお客さまとのご縁を発掘して信頼を勝ち得て、長く仕事をするための対人能力に多くのリソースを割かなければならない事を実感します。
それほど、社会には海千山千の魑魅魍魎、モンスタークライアントが多いという事です。
こちらの記事も参考にしてください。
モンスタークライアントに要注意!フリーランスでWeb制作案件を受託するうえで、依頼を断るべきモンスタークライアントの特徴
モンスタークライアントに要注意!フリーランスが出くわす厄介なお客たち
とはいってもトータルな「人間力」を上げる必要がある・・・そうなると、気が遠くなって自分にはとても無理だと思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
読書をして、有意義な経験をして、自己投資を怠らなければ誰にでもトータルの人間力を向上させることができます。
2.経営者思考がない
前述のスキルを高める事のみに傾倒するというのに通じるものがありますが、フリーランスとは職人の一面もありますが、株式会社「自分」という会社の経営者でもあります。
得られた利益をどのように分配するかが、経営というものですが、得られた利益を、サラリーマン時代の給与と同じく、生活費と貯蓄のみに回している場合、配当性向100%の企業よろしく成長を放棄しているどころか、じり貧で売り上げが減少していく事が容易に想像できます。
この得られた利益をどのように利用するかが、フリーランスとして長く活躍できるか、数年で廃業に追い込まれるかの分水嶺となります。
経営戦略にもよりますが、得られた利益の20~30%程度を投資に回すのが賢い戦略ではないかと思います。
投資と言っても、金融商品の事ではありません、自己投資、自分の事業への投資(設備投資、商品・サービスの開発)などです。
金融商品への投資もいいのですが、ある程度の原資がなければ、効果が少ないのと、日々のキャッシュフローを増やすという意味では、やはり自分のビジネスに投資するのが一番です。
3.アウトプットが少ない
難しい時代です。引っ込み思案で自己PR能力が低い人は生きづらい世の中です。
自分も、何かを発表したり、世の中に情報を発信したり、積極的にコミュニティに参加したり、人前で意見を述べたりするのが苦手な方でした。
ただフリーランスになっただけでは、いかにスキルがあろうとも、仕事には発展しません。
SNSやYouTubeを見ると、日本のスーパーマンたちが圧倒的良質な情報を発信しています。
そんな中、自分をPRするのは怖いものです。ただ人と比較をせず、自分の得意な事、好きな事、考えを臆せず発信する事が人との出会いにつながり仕事に発展します。
一見、誰の役に立つかわからないようなスキルやキャラクター、資質であっても、情報発信しておくことで、誰かの心に刺さることがあります。
自分を過小評価して、やらない・やれない理由を探し、良い訳ばかりしてアウトプット・行動できない人は、絶対に稼ぐことができません。
大切なのは他の人に負けない実力を身につけることではなくて、今の自分が得意・好きな事、考え、人の役に立ちそうな事などを臆せず発信する事です。
4.恐怖と欲望に勝てない人
世の中のアコギなビジネスの大半は、人の「恐怖」と「欲望」を煽って契約・購入させるビジネスです。
情報商材や金融投資商品や生命保険・間保険などの保険商品、あとはお酒・タバコ・ギャンブルなどもそうですね。
これらは中には期待値が購入金額よりも低いものが多いので、契約・購入すればするほど、人生が貧しくなっていきます。
フリーランスで仕事するのと何の関係があるんだと思われるかもしれませんが、お客さん、もしくは、営業してくる業者との打合せ・話し合いの中で、この「恐怖」と「強欲」にあらがう術がなければ、簡単に不利な条件に追い込まれます。
例えばレベニューシェアを持ち掛けられ、月に数百万が見込めますよ、などと吹き込まれ、実際に制作したもののノウハウだけ盗まれ、プロジェクトは終了すると一方的に告げられたり・・・
ビジネスマッチングの営業から、御社に任せたい仕事がたくさんあると吹き込まれ、実際にはビジネスマッチングサイトの高額の月額費用を支払う羽目になるなどなど・・・
フリーランスとして仕事していると、何年かに一回、ものすごい金額のビッグビジネスのチャンスが巡ってきます。その際、自分の仕事に見合わぬ、大金を手にした場合、そのお金は不思議な事に自分の身につきません。
散財したり、よく考えずに無謀な投資につっこんだりと・・・
高額宝くじに当選した人が、何年後かには破産する人がほとんどだというエピソードに近いものがります。
稼げるフリーランスになるための条件
今まで挙げた特徴の逆を意識すれば、長期視点で言えば必ず稼げるようになります。
まとめてみましょう。
・スキルを磨くだけではない、人間を見極める目と問題提起能力、提案能力、コミュニケーション能力など、広範囲な営業能力・ディレクション能力(トータルの人間力)を密につける。
・稼いだお金は自分の娯楽や生活費・貯蓄に全部回すのではなく、自分のビジネス(商品・サービス開発や設備)への投資もしくは自分自身への自己投資に回す。
・ひたすらアウトプット&アウトプット(自分のスキル・得意・好きな事、人の役に立つ事をPR)
・恐怖に打ち勝つ、欲望に負けない。恐怖と欲望を煽ってくるアコギなビジネスを遠ざける。
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