どうも山崎レモンサワー(@kanazawasodachi)です。
今日はいただいた質問の中から、30を過ぎて未経験でなんのスキルもないサラリーマンがフリーランスを目指すのは無謀なのかどうかという質問についてお答えしていきます。
結論から言うと、確かに早ければ早いほど先行者優位に立てますので、有利です。
ただ30代であっても、40代であっても年齢を言い訳にせずにチャレンジすることをおススメしています。
全ての会社組織でのサラリーマンという働き方を否定するわけではありませんが、まず大企業であっても、すでに終身雇用制度は崩壊しています。
いつ会社から外に放り出されるかわからない時代です。
急激な少子高齢化で地方の市区町村などは限界集落化し、消滅する市区町村も出てくるでしょう。
絶対安全と思われている地方公務員なども失職する可能性もあります。
そんな時に自分自ら仕事を創出するスキルや知識があるのとないのとで、これから人生のリスクが段違いになってきます。
要は年齢を言い訳にして未来が明るくないと判断している会社に居残っても、それはそれでじり貧です。
どうせであれば失敗覚悟の上、茨の道であっても自分のやりたい仕事を選べて、そして自分の努力と才覚で無制限に収入を伸ばせるフリーランスという働き方を目指すのは非常に先見の明があると思います。
ただ、ビジネス系Youtuberや自己啓発系Youtuber、投資系Youtuberなどで、さかんに派手な儲け方の動画を見受けられて、影響を受け、見込み甘く参入してみたものの、物のみごとに当てが外れ、一瞬で廃業というケースもごまんと見てきています。というより成功する方が少数です。
独立後、5年続けてメシが食えるようになっているなぁというだけでも20~30%程度かなぁと思います。
もくじ
未経験の人が目指すべきビジネスはどんなビジネス
これも断言できます。
参入障壁が低いもの、ブームで誰しも手を出しているものは絶対手を出すべきではありません。
例を挙げれば、今からですとブロガーやアフィリエイターなどで儲けられるという考えは捨てた方がいいと思います。
同じ理由でYoutuberなどもオススメできません。今はコンテンツ過剰の超過当競争がおこっています。
毎日、超ハイクォリティの動画をアップするようなハイパーアウトプットの鬼以外は、もう勝負になりません。
またインターネットのプラットフォームの大部分を占める、ルール(アルゴリズム)を決める神、たとえばGoogleなどの定めルールによって収益が激変、いきなりゼロになったりすることもよくあります。
Web制作業などもかなりベタベタで、誰しも参入しやすいので、よほどサービスを差別化できないとつむことになります。
質問者さんはプログラミングを学ぶことを考えていらっしゃるようでした、そのこと自体はとても良いことだと思いますが、その汎用的なスキルをニッチな分野に特化して活用することが、成功のカギと言えます。
ちなみに30過ぎて、なんのスキルもない未経験の人が、プログラミングを習得できるのかという事については、全然大丈夫です。
(もちろん本業の合間に時間を作って勉強する苦労を1年程度続ける必要がありますが・・・)
そして一番、スキルを身につけるのに手っ取り早いのは、はっきり言って実案件です。ある程度スキルがついた時点で思い切って仕事を請け始めることをおススメします。
ちなみに自分が今サラリーマンでなんのスキルもなく、今から独立起業を目指すのだったら、大喜利感覚で誰もが手を出していない小さいビジネスを数十個リストアップし、スモールスタートしてみます。
そしてその中でうまくいった、いくつかの小さい生業を、練磨させていく作戦でいきます。
学ぶべきことはビジネスに直結するスキルだけでは足りない
例えば、Webデザイナーとして独立しようと考えている人が、Webデザインを勉強して、プロとしてお金になる仕事ができるためのスキルを身につけるのは当たり前の事ですが、それだけでビジネスが継続して順風満帆にいくかというとそんなことは絶対にありません。
意外にとても優秀なスキルを持つ方が、仕事にありつけず、仕方なしに作業単価が買いたたかれるクラウドソーシングサービスを利用して食いつないでいるなどのケースも見受けられます。
また、多くの仕事にありつけたとしても、マネーリテラシーの欠如から、大金を失ってしまったり、人間関係をうまく構築できずにトラブルに発展してしまうなど、本業のスキルだけでは足元をすくわれることが多いのです。
とくにマネーリテラシーは、稼いだお金を守り、貯め、増やし、有効な事に使う事に役立ちます。ただ稼ぐだけでは駄目なのです。
マネーリテラシーを磨けるおススメのYoutubeチャンネルをご紹介します。
参考 両学長 リベラルアーツ大学Youtubeある意味、本業のスキルより大切・・・骨太の知識を身につけるためのおススメ良著
自分が一番尊敬している「橘玲」先生の著作全般をおススメさせていただきます。
世の中の仕組み、人間の仕組み、この資本主義世界の賢い歩き方がクリアに見えるようになります。
フリーランスはすなわち経営者、経営者に大事なのは利益をどこに再投資をするか
フリーランスは職人という一面もありますが、株式会社「じぶん」の社長という経営者でもあります。
受託案件で売り上げをあげ、そのお金をまるまる自分の給料として生活するとい生き方も良いですが、それはあまり賢い経営とは言えません。
利益を投資に回さず、全額配当にまわす、配当性向が100%の会社とも言えなくありませんね。これでは成長は見込めるはずはありませんし、競争に徐々に負け始めるのは当然です。
フリーランスとなった瞬間から、経営者としての意識を持って、あがった売り上げから経費を引いた利益をいかに再投資するかを考えましょう。
再投資の仕方は経営手腕の最大の腕の見せ所です。
交際費などに使用し、税金対策をする人もいるでしょう。
パソコンやスマホ・ガジェットを最新にして作業効率を上げる人もいるでしょう。
参考書の購入や、スキルアップのためのセミナー・勉強会に使用する人もいるでしょう。
利用せずに徹底的に内部留保として貯蓄する戦略をとる人もいるでしょう。
投資信託や株式投資など、金融資産に投資して本業以外での不労所得を得ようという投資方針の人もいると思います。
自分がオススメな投資先は、圧倒的に「自己投資」です。
長期視点で見た結果自己投資へお金を使うのがもっとも費用対リターンが高いと確信しています。
自己投資と言っても本業のスキルだけではなく、
色々なカルチャースクールや勉強会に参加したり、尊敬する人の公演を聞きに行ったり、会員制ジムで自分の体を鍛え上げてメンタル改善や人に与える印象を良くしたり、リテラシーを身につけるために良著を買ったり、やるべきことは無限にあります。
フリーランスを目指す人に伝えたい・・・フリーランスでいかに稼ぐかということよりも働き方が事体が素晴らしいということ
たしかに大前提として、フリーランスとして生活していく分の収入を安定して稼ぐこと自体、大変な事で稼ぐことの身に視点が向きがちですが、フリーランスで誰からも指示されず、自分の判断で幸福度の高い働き方を構築していく工程が、楽しくて楽しくて仕方ない訳です。
よくビジネス系YoutuberやSNSのインフルエンサーが月にいくら稼いだとか、フォロワーが簡単に増やせるとか、人が欲にかられるようなキャッチ―な情報を垂れ流していますが、ついついこの手の情報にあおられて、うさんくさい金融商品の投資に手を出したり、情報商材に手を付けたり、オワコンのアフィリエイト手法に手を出したり、もがき苦しんでいるさまを見てきましたが、共通点は欲にかられて、ポリシーなくうさんくさい情報に手を出す人は間違いなく失敗しています。
この最高の働き方で、仕事ができることをとことん感謝して、仕事にのめりこみ、この働き方をつづけたいと思える人は、どのようなビジネスを選択したとしてもおそらく大丈夫です。
自分もブラック企業に勤めていた時、上司のモラハラで心身をすり減らし、死すら覚悟していたことを一念発起してフリーランスになってから人生が逆転しました。
今は毎日が楽しくて楽しくて仕方ありません。
世間がうらやむ成功者(大金持ちや有名人など)も意外に幸福度という意味では、我々より幸せそうでない人が多いです。幸福度的には年収840万円程度で、収入の多さから得られる幸福度は頭打ちになるとされています。
成功よりも自由や好きに使える時間、幸福度を大事にできるフリーランスと言う「働き方」の模索は、「稼ぎ方」よりも重要なのです。
このことが腹の底から理解できていれば、年齢など関係なく、素晴らしい働き方を求めて、ぜひフリーランスとして独立される事をおススメいたします。
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